Artists

高山 登

Selected Works

About 高山 登(1944–2023)

1944年、東京生まれ。東京藝術大学で油画を学び、1960年代末から鉄道の枕木を主要な素材として、場所や身体、記憶をめぐる独自の表現を展開しました。

1968年頃、当時暮らしていたアパートの敷地で枕木を用いた試作を始め、以後、枕木は高山の制作における主要な素材となっていきました。

1970年には、榎倉康二、藤井博、羽生真とともに、その空き地を開墾し制作・展示を行う「SPACE TOTSUKA 70」を開催しました。

防腐加工を施された枕木と、それが帯びる社会的・歴史的な意味に向き合いながら、枕木による表現を軸に制作を展開しました。その空間構成には、絵画を学んだ経験とのつながりもうかがえます。さらに、ドローイングやパフォーマンスなど多様な方法を通して、生涯にわたり緊張感と強度をもつ表現を追究しました。

1973年には第8回パリ国際青年ビエンナーレ、1976年にはシドニー・ビエンナーレ、1997年には光州ビエンナーレなど、国内外の展覧会に参加しています。2010年には宮城県美術館で「高山登展―300本の枕木 呼吸する空間」、2011年には東京藝術大学大学美術館で退任記念展「枕木―白い闇×黒い闇」が開催されました。

長年にわたり宮城教育大学、東京藝術大学などで教育にも携わり、後進の指導にあたりました。